名刺の裏面はローマ字表記が増えています。
かたや、事業内容や実績を掲載する人もいます。
とはいえ、ローマ字表記は、誰にとってもメリットになるとは限りません。
自分の立場を有利にする裏面をつくって、もっと稼げる自分になりましょう。
ここでは、「ローマ字表記が必要という人」と、「日本語でのアピールが有益という人」にそれぞれ、おススメのつくりかたをご紹介します。
ローマ字表記は「載っていればいいのか?」
自分の仕事がきちんとしていればいい立場なのか、商談や業務で自分の動きで事態が異なるのか、ローマ字表記といえども掲載の狙いは異なります。
たとえば、官公庁の機関で粛々と事務を行う人でも、外国人と関わる仕事があります。その場合、正確に記載することが大事です。英字のアドレスの記載方法など、プロの制作業者さんに依頼すれば、正しく作成してくれるはずです。
では、外国人とのコミュニケーションをふまえて実務を展開していく人にとっては、どうでしょうか。
外国人にこそ、相手の視点に立った名刺を
外国人向けの名刺は、ひと味ちがう趣はどうでしょう。
たとえば、名刺を重要視していなかったアメリカ人でも日本に交渉に来るとき、「カタカナ」入りの名刺を準備する一団もいるそうです。
「成果がほしければ、相手を喜ばせてなんぼ!!」という仕事の原点に戻らなくは、と感じさせる話です。
名刺は多くの国で活用されていますが、日本独特の名刺文化はありません。いきなり差し出すとひんしゅくをかいます。しかも大切にしてもらえないかもしれません。相手をもてなす気のない名刺は、名前を書いたメモになってしまいます。
ですので、シンプルすぎる名刺よりも、視覚的に楽しませるデザインやその国の言語など、ささやかな工夫が、自分にプラスになるはずです。
ぜひ今後は、外国人との商談を円滑に進めたいとき、おもてなし感覚の名刺を活用してはどうでしょうか。
プラスになる名刺の裏面を目指しましょう。
続いて、「名刺の裏面は、日本語でのアピールがあると有益になる人」についてです。
裏面に自己アピールをのせるべきは「信用」を得にくい人
誰もが知る大企業や公的機関の従業員であれば、身元の保証という信頼感は持たれます。
(「仕事ができるか、できないか」は別だとしても……)
不祥事が起こると、大騒ぎになるほどです。
機能的な名刺は、「信頼感」「相手にとってのメリット」「好感度」を提示できる名刺です。
他人の印象は、いい感じという雰囲気から、信用できるという印象になっていれば、あなたが提供するモノやサービスというメリットを知ってもらうことは自然になります。
そのため、フリーランスや自営業のように、「どんな人か?」「信用できるか?」「何をしているか?」が見えにくい人ほど裏面での自己アピールできる記載内容が役立ちます。
信頼感を得るのが目的なので、知ってもらえると相手のリアクションが良い業務内容や実績をのせると有効です。
まとめ
自分の価値を高める名刺は、自分と自分を支持するビジネスの相手のために制作します。
ただ形だけ渡していても、お金のむだです。
あらためて、自分の名刺の裏面を見直してみませんか?
かなり力強いツールになるかもしれませんよ。