横型が主流になっても、縦型も人気がある理由
名刺のレイアウトは、かつては「縦型」が主流でした。
最近では、「横型」が圧倒的です。
縦型の名刺といえば、これまでは、昭和のイメージがあったかもしれません。
たとえば、高度経済成長を支えた働き者のお父さんたちが持つイメージでしょうか。
一方、横型の名刺は、多数派が使っています。
管理しやすいため便利でしょう。
ですが、ここにきて、あえて「縦型」を楽しむビジネスマンも増えています。
縦型とひとことで言っても、「縦書きか? 横書きか?」によっても印象は変わります。
名刺選びは、「自分のイメージそのもの」です。
さっそく、縦型と横型の選びかたをご紹介します。
縦型の縦書きは、フォントや紙質にこだわるとカッコいい!
センスのよいデザイナーが、縦書きの名刺をこだわっているケースがあります。
たとえば、日本語のフォントにこだわる場合は、ちからづよい字体や昭和レトロな字体などを活用すれば、その魅力をはっきりと表現できます。
ほかにも、触り心地の良い紙の質を選んだときは、シンプルな縦型は、素材の価値を際立たせます。思いのほか、カッコいい名刺になります。
縦型の縦書きは、書道の文化がある日本のすばらしさをかみしめられる名刺とも言えます。正統派なデザインであるがゆえに、愛され、信頼される感覚は、なにものにも代えがたい尊重すべきメリットです。見直された縦書きのメリットを踏まえ、最近は、若き実業家の多くも活用しています。
縦型の横書きは、デザインがギュッとまとまっていて見やすい
最近は、縦型の名刺に、横書きで表記されているレイアウトが増えています。
縦長で横書きといえば、ビジネスマンが見慣れているA4の資料と同じです。
企画書もA4に簡潔にまとめるべき、という意見も多いように、瞬時に把握できる点が特徴です。
目が慣れているレイアウトなので、相手が視線を動かす負担を減らし、スッと理解できます。
横型の名刺は管理面で一定の支持はありますが、そのまえに、お客さまが気分よく受け取れる工夫は大切です。
自営業者、お店やサロンを開いている人が事業を紹介するときにも効果的です。
ステキなデザインの入った縦型が増えているので、見逃せない選択肢です。
横型の名刺は、視点が散漫にならないデザインが理想<
大企業や官公庁では、横型の名刺に、会社のロゴと最低限の情報があり、裏面にはローマ字というパターンが主流です。
意外にも、誰がデザインしても同じではなく、バランスが微妙にくずれているケースがあります。渡した本人は気づいていませんが、初めてみた瞬間の視線が定まらず、じっと確認してしまう名刺もあるはずです。横型を制作するときこそ注意すべきなのです。
たとえば、裏面にローマ字表記を入れる必要のある職種の人や、事業説明やリードを入れるコンサルタントやフリーランスの人は、横型を選ぶときには、十分に選ぶ必要があります。
とはいえ、それほど、名刺は工夫してない人も多いため、PR手段として、ある意味、穴場でしょう。
ビジネスでリードするには、最初に見たとき、心地よい印象のデザインが得策です。
のちのちまで続く自分のイメージを高める名刺を選びたいものです。
自分の価値が高まる名刺を選んで、今までの自分史上最高に「得する名刺」をみつけましょう。