名刺をウェブサイトなみに活用していますか?
人と人の情報伝達手段として、インターネットが発展しても、名刺が衰退することはありません。
自社サイトをデザインとキャッチコピーで工夫しPRをしていても、わかりづらい名刺を使っている人がいます。
ネット社会を経験した今だからこそ、名刺も、もっとお客さまの視点で見直してみるといいかもしれません。
ウェブサイトの視点を名刺に応用すると…?
ウェブサイトはたいてい、何の会社か一目瞭然です。
「どんなサービスを提供していて、どんなメリットがあるか」を入れない会社はありません。
また、検索で上位にくるためのSEO対策も行っているところがほとんどです。
ところが、名刺は、「社名とロゴ、部署名だけ」というケースばかりです。
ウェブサイトのデザインは巧妙で、「滞在時間」や「最初に見た初頭効果」、「視覚の動線」など、お客さまの視点でつくられています。ところが名刺は、事務書類のようなレイアウトがほとんどです。その結果、時間をさいて見てくれる時間という貴重なビジネスチャンスを逃しています。
見込み客の視点で名刺をつくると?
あなたの名刺は、名簿代わりになっていませんか?
名刺だと、デザインも初頭効果(ファーストインプレッション)が導かれにくく、他人に理解されにくいものも多いです。
名刺の役目として、社名と役職、連絡先を入れて、信用を得ることも重要です。
名刺を、他人の名簿に綴るための一枚だと考えている人はそれだけでいいかもしれません。
しかし、お会いする相手によっては「この人は、何をしてくれる人か?」が一目瞭然なほうが、有効な場合もあります。
そこで、自分に有益な名刺に変身させるために、「肩書き(キャッチコピー)」を入れることをおススメします。
名刺に入れる「肩書き(キャッチコピー)」のつくりかた
たとえば、ウェブ制作会社の名刺で考えてみましょう。
オシャレな社名とデザインの名刺を持っている人が多いです。
見込み客として、「ネットを苦手だけどなんとかしたいと感じている人」に会うときはどうでしょうか。
シンプルすぎる名刺は得策とは言えません。
仮に、わかりやすい肩書きかキャッチコピーを入れてみます。
「ネットショップ改善コンサルタント」の簡単な肩書きや、「儲かるウェブサイト制作のお手伝い」などのキャッチコピーです。
相手のメリットになる切り口の一文が添えてあるだけでグッと身近になり、思いもよらぬ場所でコンサルティング営業につながるかもしれません。
これなら、名刺のデザインが決まっている場合でも、役職の横やアドレスの上に、一文添えるだけで済みます。
ほんの少し見直した名刺で、相手の反応が変わります。
ビジネスチャンスが増える驚きを実感できるかもしれません。